2004年12月20日:キヴが2月から復帰。
・元ローマの監督で現在ユベントスの監督である、カペッロを追ってユベントス入りをするのではないかと噂がたっているクリスチャン・キヴだが、同選手の代理人であるアンドレア・プレッティ氏は移籍を否定し、来年の2月に復帰するとコメントした。代理人のコメントを以下のとおりです。
「キヴはローマを去らないでしょう。ユヴェントス?良いプレーヤーがビッククラブと結び付けられる事は日常茶飯事だと言えます。しかし彼らからの接触はなく、具体的な話は全くありません。キヴは2月にローマで復帰するのは確実です。」




2004年12月26日:エメルソンがトッティについて。
・元ローマのMFであったエメルソンがトッティについて次のようにコメントした。
「私は、自分の以前のファンに対して何の感情も抱いていないよ。ただ、彼らは私 がオリンピコでプレーする際、間違いなくブーイングを浴びせてくるだろうね。彼らには、チームを変えることが私の目標を達成するのに必要だったこと、そし てそれがローマにとっても重要だったことを分かって欲しいよ。トッティ?彼は自分の夢・目標に合ったチームを探すべきだと思う。それが皆にとって最良の選 択かもしれないんだってことを考えるべきさ。」




2004年12月20日:トッティはセリエA通算108ゴール目を上げる。
            :デルベッキオにオファー。
・トッティは、チーム歴代最多得点を更新した。これまでは、1970〜80年代に活躍した、ロベルト・プルッツォの106得点であった。107ゴールを挙げたとき、トッティはユニホームの下に書かれた「107ゴール目はサポーターのために。("108 volte solo con te")」というメッセージを披露した。試合後にトッティは「優勝した瞬間に匹敵するくらいの気分だった。これからも、もっともっとゴールを積み上げていきたい。」と語った。



・トッティは全国紙で前監督(現ユベントス監督)のファビオ・カペッロを批判した。
シーズンがはじまる前にアメリカや日本などの遠征を行ったがそのことに関して、次のように語った。
「夏の遠征? カペッロの最後のプレゼントだった。馬鹿げた計画だ。わざとそういう計画をしたんだと思った。最後にメクセスもからかっていったようだね。出て行く前の日に彼にその後の計画について話したそうだ。」
また、移籍に関しても国内、国外のクラブから、オファーがあると認め、ローマを離れることを真剣に考えているそうだ。
そして、出て行くときには、「公の場で説明をする。逃げ出すことはしない。堂々とローマを出て行くだろう。」と語ったらしい。


・デル・ネーリ監督になってから、めっきりと出番が減ってしまったデルベッキオにオファーがきたらしい。そのクラブはブレシア。ローマとしては、このオファーを歓迎しているという。




2004年12月2日:ダクールが放出リストに。
・現在怪我で試合に出場しないでいるフランス代表のオリバー・ダクールが移籍する可能性がでてきた。名前が挙がっているチームは5チーム。インテル、レアル・マドリード、バルセロナ、リヴァプール、スパーズ。本人に希望としては、プレミアらしいが、ローマとしては、最も高い移籍金を用意できるクラブに移籍させたい意向らしい。ダクールは2年前に当時のローマの監督であったカペッロ監督の希望でプレミアリーグのリーズから、引っ張ってきた。




2004年12月1日:トンマージが練習に復帰。
           :コルビアと契約延長。
           :ロベカルの後釜候補であるアドリアーノの獲得を目指す。
           :デルネーリ監督のコメント。
・トンマージが怪我して以来遠ざかっていたグランドに姿を現した。
試合への復帰は4月頃らしい。

・ローマはダニエレ・コルビアと2009年まで、契約を結んだ。
コルビアはローマのユース出身選手。デビュー戦は昨年12月。

・ブラジルではロベカル(レアル・マドリード)の後釜との噂の左サイドバックであるクリティーバ・アドリアーノをローマは狙っているという。実現するとしたら今シーズン終了してからだという。

・ローマの指揮をとっているデルネーリ監督は、チームに対してコメントした。
「私が価値を置くのはサッカー哲学だ。優れた監督は、どんな状況にもどんな選手にも様々な策を持って適応する術を知っている。守備を実行しながら攻撃を組み立てるのが私の哲学だ。」
チームのプレースタイルについて。
「我々のプレースタイルは柔軟だよ。たった3人で守るにはピッチは広すぎる。だから、時にはクフレが、時にはマンシーニが4人目を務める。センターはなるだけ動かさないようにしているがね。」
選手達との関係について。
「素晴らしい選手たちの集まったチームだ。彼らはここ数カ月は本当に厳しい時期を過ごしてきたが、人間なのだからそういうこともある。私と選手たちとはお互いに理解し合っている途中だよ。カッサーノともわかり合えて来たところだ。このチームで特に私が気に入っているのは彼らの持つ精神的な強さだ。それは、シエナ戦ではっきりと見せてもらった。個人的な利益など誰も考えていない。ここにあるのはチームとしての目標だけだ。見ていてごらん。これから先、イタリア中がローマに惚れるだろう。」