ASローマ Station～2006シーズン：ヨーロッパ対戦成績

召集メンバー：監督スパレッティ
カセッティ	キブ	クルチ	デ・ロッシ	ディフェンジ
ファティ	フェラーリ	フレッディ	マンシーニ	マランゴン
メクサス	オカカ	パヌッチ	ペロッタ	ロージ
タッディ	トッティ	ビルガ	ヴィチニッチ	ビルヘルムソン

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AS ローマ　　VS　　マンチェスター・U
2－1
前半44分　　タッディ後半21分　　ヴィチニッチ		後半15分　　ルーニー

レポート

スパレッティ監督
「すべてはオールド・トラフォードで決まるが、マンチェスター・ユナイテッドのような偉大なチームと対等に戦えることを証明することができた。もう少し運に恵まれていれば、もっと点差を広げられただろう。試合の大半で相手の攻撃を封じることができたが、クリスティアーノ・ロナルドの素晴らしいドリブルからゴールを与えてしまった。彼は非常に質の高い選手だ。ほとんどの時間でしっかりマークできていたが、あの瞬間だけは出し抜かれてしまった。私たちが試合を通して多くの得点機を創り出す一方で、相手にはほとんどチャンスを与えていなかった。それだけに残念な結果だ。ファーガソン監督には、お目にかかれて本当にうれしかった。あれほど偉大なクラブを20年以上率い、多くの優勝杯を掲げてきた監督は、人間を超越した資質を備えているようにさえ思う。試合では、ポール･スコールズが退場で非常に大きなリスクを負ったにもかかわらず、攻撃的な3選手を残したため、私たちが敵陣内に攻め込むと、しばしば6対6の状況になった。しかし、その攻撃姿勢が報われ、ユナイテッドは貴重なアウエーゴールを手にすることになった。とはいえ、私たちはオールド･トラフォードで勝ち上がりを決めるチャンスがあることを証明できたと思う。敵地で結果を出す自信はある。」

ファーガソン監督
「結果には満足している。アウエーゴールはいつでも極めて重要だ。特に、ローマはホームで非常に強いので、価値は大きい。負けたが、4強進出のチャンスは十分にあると思う。過去にも多くの偉大なチームが第1戦に先勝し、オールド・トラフォードに乗り込んできたが、ユナイテッドはどうにか勝ち上がりを決めてきた。ローマは、今季戦った中で最も優れたチームの一つ。今夜のスタジアムの雰囲気は素晴らしく、こちらの若手選手はやや興奮気味だった。難しい試合で、特に10人になってからは大変だった。中盤の距離を密接に保つことで、相手を封じ込めようとした。ルーニーはまだ若く、課題もあるが、今夜は素晴らしいゴールを決めてくれた。また、守備にもよく貢献していた。スコールズが第2戦に出場できないのは痛いが、今後1週間で負傷によって欠場者が増えないことを願うのみだ。」

・ローマは良い試合をしたと思う。
ホイッスル直後にローマは、マンチェスター・Uの陣営に入り込んだ。立て続けにシュートを打った。これはマンチェスターのディフェンダーに阻まれたが、マンチェスターを混乱させたのではないだろうか？
その後もローマは、プレッシャーをかけ続け、試合の主導権を握った。前半の30分あたりにスコールズがファールを犯し、2枚目のイエローカードが出された。これにより、スコールズは退場になった。10人になったマンチェスターはローマの攻撃に耐えるしかなかった。しかし、前半44分にコーナーキックから得点が生まれた。スペースに走りこんだタッディがシュートを打ち、ディフェンダーに当たったが、キーパーの逆を突きゴールネットに突き刺さった。
後半になってもローマのペースは変わらなかった。ローマはマンチェスターのゴールを再三脅かしたが、得点を奪うことはできなかった。逆にマンチェスターのカウンターにしてやられた。ロナウドのドリブルから、スールシャール経由でルーニーに渡り、ルーニーはデ・ロッシをかわしてキーパーと一対一になり、冷静にゴールを決めた。その後、ローマはヴィチニッチを投入した。これが功を奏し、得点を入れることができた。結果は、2－1でローマは勝利した。
この試合、両チームのシュート数はマンチェスター・Uが9本、ローマは26本だった。シュート数と比例するぐらい、ローマは試合の主導権を握っていた感じを受けた。

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